オレンジの夕暮れ(忘れられない風景)
サイズ: 8.5cm
重さ: 40.2g
特徴: 緑泥石、透閃石、酸化鉄成分浸透、ツイン
産地: ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域マンゲルマグリン旧鉱山産(?)
仕入れた時期: 10年以上前
スパイキーのお勧め度: 秘蔵・マイコレはすべて★4以上にて記載しません。
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※マイコレ品はまさにマイコレクション出会ったため、中には数度使用したものもございます。 使用頻度をご覧の上、気になる方はご購入をお控え下さい。
【 スパイキー解説 】
ああ、これもねぇ。 ああ、これも。 これも出しますよね、ええ、出します。 忘れられない風景なのですよ。 何故かこの風景に取憑かれました。 で、こちらは有楽町にも持って行っていないシリーズなのです。 ほとんど人目に触れたこともないでしょう。 こういうオンリーワンが好きなのですよね。 精悍な2つの結晶が寄り添うツイン形状も素晴らしいですが、とにかくこの内部の風景は忘れがたいものがございます。 一時期多少似たタイプのものを見かけましたね。 すりガラス状の表面を持ち、クローライトは内包すると言うよりは表面に付着するタイプ。 内部に入り込んだ緑泥石は点状です。 そしてモヤモヤと朝霧のように風景を神秘的に覆い隠す透閃石。 このもやもやとした入り方が溜らないのです。 さらにこの風景を面白くしているのは酸化鉄成分ですよね。 この種の水晶には酸化鉄成分がよく見られました。 この酸化鉄成分がオレンジ色を創り出します。 酸化鉄成分のオレンジ色が浸透していって透閃石に色を付けているように見えるのですよね(だから透閃石がオレンジ色です) このオレンジ色と白と緑の風景が忘れられないのです。 なんと言いましょうか、趣があるのですよね。 みなさま、美しい夕暮れを見てハッとして、どうしたわけか少し悲しくなったことがありませんか。 そういう雰囲気があるのですよ。 良い風景のある水晶とはこういう事です。 写真、良く撮れましたかね? 皆様が今度はこの風景を継いで下さい。
【 3つのマイナス要素 】
‐古い水晶であるため厳密な産地はわかりません。 恐らくはラパ地域の旧鉱山であるマンゲルマグリン地域でないかと思います。
‐先端に小さなチップ(欠け)がございます。