霞に浮かぶ風景いとをかし
サイズ:バチカン下より 5.7cm
重さ:23.2g
特徴:緑泥石、すりガラス状ミルキー
産地:ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域産
銀タイプ:マントラ(真言)デザイン
スパイキーのお勧め度:★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
スパイキーパサル入魂の作、マントラ(真言)トップデザインです。 インド・ネパール・チベットの雑貨や細工で「オムマニペメフム」というサンスクリット語で経文の刻まれたアクセサリーや雑貨を目にすることは多いかと思いますが、スパイキーは何処にでもあるものは作りません。 こちらはランジャナ文字というチベット語系に属する文字で書かれた「オムマニペメフム」なのです。 このランジャナ文字はネワール族という族の言葉ですが、現在では話し言葉は生きておりますが、読み書きできる人間はほとんどおりません。 存亡が危ぶまれる言葉の一つですが、そんな民族の文化と歴史の詰まった文字をペンダントのデザインにしました。 こちらの文字は何とすべて手彫りです。 一つ一つの文字を透かし彫りの技法で彫りだしているのです(ネワールの銀細工師も文字は書けないので、書物から文字を書き写ししております) なんという技術でしょうか。 非常に手が込んでおり、時間の掛かる作業ですので工賃も高いです。 また、マントラトップには大きな原石を使用することが多いので、使用する銀もおのずと多くなります。 通常のペンダントよりも少々お値段が高いのですが、技術料だと思ってご理解頂けると幸いです。 ペンダントとしても物凄く格好良いです。
この水晶、いとをかし。 うん、趣があるってことですよ。 この霞風景を見て下さい。 すりガラス状のボワッとしたミルキー水晶の中に浮かび上がる幻想的な世界。 このはっきりと見えない感がファンタジーだと思いませんか。 仙人でも住んでいそうなヒマラヤの山奥でしょうか。 雪は降らない地域のようですね。 根元付近の濃密な緑泥石は上部に向かうにつれて動きを増してきます。 ふわっと浮かび上がる部分は仙人の離れでしょうか。 色々と空想が膨らみます。 すりガラスの中に緑泥石、珍しいですね。 こういう物語性のある水晶はとても趣があって「をかし」だと思います。
【 3つのマイナス要素 】
‐目立ちませんが一部にチップ(剥離)がございます。