見本のようなカンチェンサファイア原石
サイズ: 約5.5cm x 5.0cmx奥行3.0cm
重さ:96.5g
特徴: 天然ルビー(コランダム)原石、母岩(片麻岩)付き
産地: ダディン地区ガネーシュヒマール山ラパ地域ルニール鉱産(?)
グラム辺り: ‐
スパイキーのお勧め度:★★★★
※わからない言葉等がございましたら、左側ナビのヒマラヤ水晶の解説と用語解説もご覧ください。
※お勧め度★はグレード表記ではございません。 詳しくは左側ナビのお勧め☆についてもご参照ください。
【 スパイキー解説 】
こちらはなんとヒマラヤ産サファイアの母岩付き原石です。 昔はゴロゴロあったのですが、最近は母岩付きが手に入り難くなりました。 最近母岩付きは見ないと思いませんか? 今はこの地域で採掘が続いているのかいないのかよくわからない状況なのですが、基本的にストックされているものは母岩から剥離させてサファイア部分のみを取りだしたものばかりになります(母岩部分はその際に捨てられてしまうわけですが) だからこそ母岩付きで残っているものは今となっては希少なのです。 ちなみに母岩は広域変成岩帯に生ずる片麻岩であり、ガネーシュヒマールのルビーサファイアとは異なります。 しかもご覧の通り、スパイキーパサルの物はサファイアの形が綺麗で、結晶の量も多く、見た目も美しいものばかりを集めております。 ヨーロッパのサイトでこの手のヒマラヤ産母岩付きサファイア原石が数千ドル…というのを見ましたが、それよりは随分とリーズナブルになったかと思います。
まさしくカンチェンジュンガのサファイア原石という佇まい。 そうでなければ何ですか、という顔をしております。 見ての通りの片麻岩、白いボディーにキラキラと輝く黒い雲母がごましおのようです。 そこからポッコリと生えているサファイアの原石。 ブルーにピンクを混ぜたいようなバイオレット色ですね。 「私がカンチェンのサファイアでなければ何ですか?」と語りかけてくるかのよう。 そう、これもこの産地の典型色ですよね。 他にもちょろちょろと小粒が顔を出しております。 いやぁ、可愛らしい。 鉱物コレクションっぽくて良いですね。
【 3つのマイナス要素 】
‐雲母は剥離しやすいのでご注意ください。
‐裏面は自立できるように削られております。